先日、坂東流青年部にて「仕舞」の講習がありました。
一度習って、違いを述べる事じたいが完璧に間違えてますが、感じた事を自分の記録として記したいと思います。
「舞」と「踊り」
基本的に良く違うと言われています。
私としては、何と無くの違いは分かっていたものの、体感して分かったのは今回の講習を受けたからだ。
本当に違う。
でも私の能力ではその違いを言い表せないっ(~_~;)
でも、違うのはハッキリ言える。
踊りの表現がパントマイムだとすると、舞は、歩き方。
踊りの表現方法が100あったとすると、舞は半分もない。50以外と思う。
でも、舞の面白さはその限りある動きで如何に感情なりを表すかが洗練され尽くした形(かた).に全てが含まれている。
だから、踏み出す一歩が如何に大事で差し出すお扇子の位置や差し出すタイミングが如何に大事で。
能はハコビ(すり足)がまず基本。頭が上下せず腰をすっと運ぶ、床に吸い付くような足の運びが基本。表現がオモテ(お面)の角度によって表情を表す。つまり、少しの角度の違いから哀しくも嬉しくも見えてしまうので余程の鍛錬しての動きになる。一点も狂えないからだ。
今回は羽衣の最後の舞を実習しましたが、少しの間だけの動きを習いましたが、本当に面白かったです。
余程の決まりなければ左から踏み出し左から下がる。方向転換は足をかけ曲がる。
本当、実に面白い。(福山風)
また、講習して下さった先生の謡ながらのご指導にシビレました。そして、ハコビの切れが半端ない。
また機会あったらやって見たいと思うのでありました。
まあ、また、深く突っ込むなりの苦しさはあるとは思いますが~_~;
そういう意味で、今迄、江戸太神楽での獅子舞。獅子踊りではなく、獅子舞なのです。
私的には舞の部分があり踊りの部分があると思う。特に初頭の能ガカリの部分。
私が舞う時はハコビにこだわりました。
でも、今思うに、他の舞の部分もそこをこだわり動いてもいいのでは?とおもった。
舞から踊りと変わる。つまり神から本能の生き物へと代わる。一年後に出来るお獅子さんでそこの表現出来たらと。
色々と思いの巡るとても素敵な講習会でした。素敵に経験をありがとうございますm(_ _)m