令和2年の5月

投稿者: | 2020年5月4日

いよいよ5月突入!

そして、緊急事態宣言が5月6日までが5月31日まで延長になりました。

本当にこの世の中どうなっていってしまうのだろうと言う不安は拭えない。

とうとう知人に新型コロナウイルスの為に亡くなってしまった方が出てしまいました。

本当に残念で悔しくて悲しい。

それで思った事。

私はその方の芸はいつでも見れるモノと勝手に思っていた。その方は日本伝統芸能を継承すべく、今の時代に尚且つ若い世代にもわかりやすく伝え広める事にとても尽力つくしていた事を知っている。一度だけ舞台を拝見した事もあり、いつかはまた、と思っていて、そしてその方から公演のお誘いを頂いていて、伺えずにいた。

伺っておけばよかった。

本当に悔しい限り。

もちろん、その芸はその方だけではないので絶える事はないのですが、’その方’の芸はそこで終わり、もう、見れないのです。その業界にとっても大きな損失だと思う。

何が言いたいかと言うと、”その時”と思ったら”その時”に行動すべきだと言う事。

後回しにしていてはいけない。

これは、自分自身、つい後回しにして来てしまった事への書き留めです。

自分はその方の様にその家に生まれてその芸を受け継ぐという形ではないが、自分も伝統芸能のハシクレですが、”江戸太神楽”を、それも丸一仙翁師から教わった芸(生粋の鏡味家の芸)を私なりに後世に伝えて行きたいと強く思うのでした。

ご冥福をお祈り致します。

江戸太神楽 菊仙

#日本伝統芸能#新型コロナウイルスが奪ったもの#受け継ぎ伝えていく大切さ#忘れずに生きよう